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FXのMACD

MACDとは

MACD(マックディー)とは「Moving Average Convergence Divergence」の略で、直訳すると「移動平均収束拡散法」となります。移動平均線を発展させたチャートで、移動平均線よりも売り時・買い時のサインが早いという特徴があります。相場の流れにいち早く乗ることが出来るため、投資家に人気の指標となっています。

FXのチャートでは、ローソク足とともに移動平均線を見て売買のタイミングを見極めるのが基本です。移動平均線の見方を理解すれば、さまざまなサインが読み取れるようになります。今回はこの移動平均線についてご紹介いたします。

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MACDの計算方法

MACDでは、価格を単純に平均する単純移動平均(SMA)ではなく、直近の価格を2倍にし、日数に1を足して割り出す指数平滑移動平均(EMA)と呼ばれる移動平均線を使用します。

例えば、5日間の終値が100円、99円、98円、97円、96円だった場合…

(100+99+98+97+96+96)÷(5+1)=97

といったように計算します。この計算方法によりEMAは、直近の価格に重点を置いた値が算出できます。

FXのチャートでは、ローソク足とともに移動平均線を見て売買のタイミングを見極めるのが基本です。移動平均線の見方を理解すれば、さまざまなサインが読み取れるようになります。今回はこの移動平均線についてご紹介いたします。

MACDでは期間の短いEMAを「短期EMA」、期間の長いEMAを「長期EMA」と言い、この短期平均の値から長期平均の値を引いた差を「MACD」と呼びます。

短期EMA-長期EMA=MACD

また、MACDの単純移動平均(SMA)を「シグナル」と呼び、さらに視覚的に見やすくするためにMACDからシグナルを引いたものを「MACD2」と呼びます。

MACDの単純移動平均(SMA)=シグナル

MACD-シグナル=MACD2

MACDは、「MACD」と「シグナル」の推移をグラフ化して、その位置関係でトレンドを把握し、売買サインを読み取ります。日足分析の場合、短期EMAの期間は9、長期EMAの期間は26、シグナルの平均期間は9とするのが一般的です。

MACD

MACDの見方

では実際のチャートで、MACDの見方を見ていきましょう。

0を起点に上昇トレンド・下降トレンドを見極める

下のチャートでは、上段が実際の売買の値動きを表すローソク足、下段がMACDです。2つのチャートを比べてみると、売買サインと値動きのタイミングが高い確率で一致しているのが分かります。

MACD2

下段のMACDの動きに注目してみると、MACDとシグナルが0のラインを交差しているのが分かります。これは重要な売買タイミングのポイントで、2本の線が0のラインを上に抜いた場合は上昇トレンドの継続を意味し、下に抜いた場合は下降トレンドの継続を意味します。

ゴールデンクロスとデッドクロス

移動平均線と同じように、MACDでもゴールデンクロスとデッドクロスの売買サインが出現します。0のラインよりも下でMACDがシグナルを下から上に突き抜けると「ゴールデンクロス」で買いのサイン、0のラインよりも上でMACDがシグナルを上から下に突き抜けると「デッドクロス」で売りのサインになります。

MACD4

MACDは、2つのEMAが近づき始めたり離れ始めたりする時に反応するため、移動平均線がクロスするよりも早いタイミングで売買サインが出現します。以下チャート下段のMACDに注目すると、ゴールデンクロスとデッドクロスを移動平均線よりも早いタイミングで示していることが分かります。

MACD3

MACDの注意点

移動平均線を発展させた形のMACDは、非常に優秀な指標で多くの方に使用されていますが、もちろん欠点もあります。

MACDは同じような価格を行ったり来たりするレンジ相場では、小さなゴールデンクロスやデッドクロスが出現しやすく、この場合サインとしては非常に弱く、“ダマシ”も多くなります。

また移動平均線がベースのため、急激な上昇や下落について行けず、わずかながらサインの出るタイミングが遅くなってしまい、トレンドに逆らった売買サインを出しやすくなるので注意が必要です。

注意

まとめ

比較的ダマシが少ないことで人気のあるMACDですが、トレンド系のテクニカル分析ツールのため、レンジ相場ではあまりうまく機能しません。従って、MACDでトレンドをつかむためには、他のテクニカル分析と併用して今のマーケットが本当にトレンドに入っているのかを確認する必要があります。

どのチャート分析でも同様ですが、常に色々な指標を比較しながら、正しい判断を下せるように注意しましょう。