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FXのファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズとは、国や企業などの経済状況を表す指標のことを言います。国や地域であれば、経済成長率、物価上昇率、政策金利などがこれに当たり、企業であれば、売上高や利益などの業績、資産、負債といった財務状況が挙げられます。これらをもとに株価や為替の値動きを予測することをファンダメンタルズ分析と言います。

ファンダメンタルズは、週や月、四半期ごとに各国より定期的に発表されており、重要な指標が発表される際には大きく相場が動く可能性があります。これは、国の経済状況がその国の発行する通貨の価値に大きく影響を及ぼすためです。

グラフ

経済成長率

まずは「経済成長率」から解説していきましょう。経済成長率とは、国の経済規模がどれほどの速度で拡大しているかという指標で、一般的にはGDP(国内総生産)の伸び率で表します。GDPとは、国内で生み出されたサービスや商品の付加価値の総額のことを言います。

例えば、100円の原材料を仕入れて加工し、完成した製品を1000円で売った場合、その製品の付加価値は1000円-100円=900円になります。このように、その国で生み出された付加価値の合計がGDPとなります。

新宿

基本的に経済成長率が高い国の通貨は買われる傾向にあります。なぜなら、経済成長率が高ければ高いほどその国の経済に勢いがあるということになり、経済の成長に伴って株価の上昇が期待され、その国への投資が増えていきます。投資するにはその国の通貨が必要になるため、買われるという仕組みです。

為替レートは異なる2国の通貨の交換比率であるため、例えば日本よりも米国の経済成長率が高ければ、米ドルが買われて、円が売られるということになるのです。

FXで取引される通貨には、それぞれに特徴があります。為替の予測を行う上では通貨の特徴を知っておくことはとても重要です。今回はFXで取引される通貨の特徴についてご紹介していきます。

国旗たくさん

物価上昇率

次に、物価上昇率について見ていきましょう。物価上昇率とは、モノやサービスの価格がどれくらい上昇したかを表す値で、インフレ率とも言います。通貨はインフレ率が上昇すると売られ、低下すると買われる傾向にあります。インフレ率が上がるという事は、物価が上がって通貨の価値が下がったことを意味するからです。

例えば、その時1個10円のモノを1000円で100個買ったとします。その後インフレによって物価が上昇し、値段が1個12円になってしまうと、同じ1000円でも買える個数は100個から83個に減ってしまうことになります。同じ千円札を出して買えるモノの個数が減ったということは、それだけ通貨の価値が下がったという事になります。

このため、物価が急上昇している国の通貨は価値が下がるので売られ、物価が落ち着いている国の通貨は価値が安定しているので買われるのです。

買い物

政策金利

政策金利とは、中央銀行が市中銀行にお金を貸し出す際に適用される金利のことを言い、各国の中央銀行は景気によってこの金利を上下させ、流通する通貨を調整しています。政策金利は各国の経済状況を把握できる指標としても有名で、ファンダメンタルズ分析の基本材料とされています。

一般的には、お金を預けるなら景気が良く利息をたくさん貰えるところがいいということから、金利が高い国の通貨が買われ、安い国の通貨が売られる傾向にあります。また政策金利は、スワップポイントにもなるので、FXにおいてはかなり重要な指標となるのです。

FXは価格の異なる2つの通貨を売買しその価格差で利益を出しますが、もうひとつスワップポイントで利益を出すという方法があります。今回はこのスワップポイントとは一体どんなものなのかを解説していきます。

スワップポイント表

景気が悪化すると、収入が減りお金をあまり使わなくなります。すると物が売れず物価も下がり、通貨の価値も低くなってしまうので、消費が増えるように金利を下げてお金を借りやすくします。

反対に景気が良くなると収入が増え、買い物をする人が増えます。すると商品が品薄になり物価も上がり、
通貨の価値も高くなるので、お金の流通量を絞るために金利を上げます。

このことから、不景気な国は低金利、好景気な国は高金利となり、政策金利が上昇するか低下するかで為替も左右される様になっているのです。

政策金利

まとめ

FXのファンダメンタルズ分析は、他国の経済状況から要人の発言などまでもが盛り込まれ、人によっては非常に複雑な分析が行われています。そのため、テクニカル分析よりも難しく、初心者には向いていないと言われています。

また、個人投資家の場合は最新ニュースを手に入れるのに時間がかかってしまい、既に為替相場がそのファンダメンタルズ要因を織り込んで動いているということになりがちです。そのため、ファンダメンタルズ分析では遅いので勝てないとも言われています。

しかし、通貨の価値というものは実際にいま世界がどんな状況で、なにが起こっているのかで決まります。ファンダメンタルズ分析をすることによって、世界の大きな流れを俯瞰して捉えられる力が身に付き、より大きな利益を生むことにつながるでしょう。