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銀行の金利

生き残りをかけた銀行再編

銀行の再編は、1990年代に起きたバブル崩壊のつけによって、不良債権が続出した事による怠慢経営から来たものでした。安全と安心を売り物にしてきた銀行は、大きな負債を抱えそれを潰さない為に、多くに国民の血税が注入された事になります。

当然銀行もそのままというわけにもいかず、当時の名称のまま営業を行っている銀行などほとんどなく、これまでタブー視されてきたライバル同志の統合にも踏み切る事となったわけです。

現在の三大メガバンクが、そうした大銀行の再編後の姿で、この三大体制が確立した事で、ほかの銀行も同様に、再編と再構築を余儀なくされ、加速度的に地方銀行までがその危機を乗り切る為に、再編の道を歩む事になるのです。

仮に政府のテコ入れが素早く行われなかった場合、最悪不良債権処理が長期化する事で、大手銀行が破綻する事にでもなれば、日本経済そのものが大きなダメージを受ける為、税金の投入は国民の反発を買いましたが、適切な処置だったのです。

実際に金融庁は、こうした統合と合併を積極的に支援し、その結果金融不安もほぼ無くなり、ペイオフの実施も可能となったわけです。

大工

銀行の金利と為替の関係

銀行では預金や融資が主な業務と思われていますが、投資目的の投資信託などの商品の取り扱いもしています。こうした投資に関わってくるのが、金利ですがこの金利は為替の影響を受けるもので、この2つはお互いに深くかかわりあっているのです。

特に為替の値動きは、ドルを始めとする外貨の動きが、経済に及ぼす影響があるとされ投資家を始め経済界は、こうした値動きに絶えず注目を行っているのが現状でしょう。為替はドルが、世界的な単位通貨になっている為によく円と比較されますが、アメリカの景気が良くなると、さらに業績を上げようとアメリカの企業が設備投資などを始めますので、投資資金を調達しなければなりません。

つまり、ここで金利は上昇していく事になり、ドル建てで支払う為に外貨を売ってドルを集めるという事になると、ドル高が進み円安という事に繋がって行きます。外貨と円は対比関係にありますので、どちらかが高くなれば一方が低くなる事になるわけです。

円安になれば輸入品が高くなりますので、物の価値は上がり物価が上昇しお金が余計に必要とされますので、銀行から円が引き出される事になり金利も上昇して行くのです。すると今度は円の価値が高まり、円高になって行くという現象が起こりやすくなるのです。

証券取引所

銀行の金利の設定の行われ方

貸出金利の設定というものは、多くのバンク業務において非常にコアな部分とも言えるものでしょう。それは、お金の貸出の収益性を規定する事になりますので、長い目でみると自己資本の蓄積を通じての、財務基盤の安定性にも多大な影響を及ぼす事にも繋がって行きます。

したがって市中バンクは、このナイーブな金利の設定をどのように行うかは重要な課題であり、ひいては経営上で最も大事とされる意思決定のひとつとなるわけです。日本の金融業界は、全てが銀行を中心としたシステムでまとまっている部分が多く、金融政策の波及経路として銀行貸出の門戸は、非常に重要な位置付けとなるものでもあります。

その特徴としては、銀行の貸出金利が市場の変動に対して、少なくとも短期的には連動する事はなく、ある程度遅れて追随する傾向がある事が知られています。瞬時に金利の変更を行わないわけは、銀行の配慮のお陰とも言えるもので、市場や経済に影響を与えないように、自らの貸出利鞘を縮小してでも、貸出先の資金調達コストいきなりを引き上げないように努めている事を意味しているわけです。

積まれたお金

銀行預金の金利

銀行預金の金利は、それぞれのバンク同士で少なからぬ差があるのは確かですが、おおもととなっているものは日銀の動きという事になります。さらに現在日本を代表する三大メガバンクの、三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行やみずほ銀行の動きは迅速で、日本で一番人気が高く店舗数の多いゆうちょも、その反応が高いものと言えるでしょう。

この4つの銀行は金利も連動している事が多く、普通預金は年0.001%、定期預金に至っては1年や10年満期であっても年0.01%と、かなり低い水準で推移しています。逆に言えば他の市中バンクはこの金利を目安としている事が多く、この4つの銀行金利は我々にとっても、一つの指標となる数字の表れとも言えるでしょう。

こうした中で、同じバンキングでありながら、高金利を売りにしているのが、多くのネット銀行の存在と言っても良いでしょう。こうした大きなメリットを有しているのは、そのシステムの在り方にあります。多くの銀行では、店舗を持っており、そこには多くの人件費と設備投資がコストとなっていますが、ネットバンクではこうしたコストがかからない為に、金利の上乗せが行えるわけです。

銀行の金利の指標となるのは、日銀であることは間違いありませんが、その動きは4つの銀行の動向に注目しておく事で一つの目安になります。金利安は諸刃の剣ですが、我々一般人はこれを上手く活用して行く事が大事なのです。

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