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銀行の歴史

世界の銀行の歴史

預金や貸し出しをしていた世界で最初の銀行と言われるものは、バビロニア王朝時代(紀元前3000年ごろ)の神殿です。さすがに当時は、「お金」はなく「モノ」で取引されていた時代だったのですが、神殿で人々の資産を預かって保管したり、穀物などを貸し出す仕事をしていたそうです。

その後、古代エジプトの頃には、銀行機能を持った倉庫が発展します。預っている資産を利用して支払ができる振込決済サービスを行っていたようです。実際は、「○○倉庫にある穀物の預かり証と、あなたの△△とを交換しよう」と倉庫の預かり証をお金の代わりにして取引していてというものでした。

しかし、常に「モノ」を運んで取引相手を探さなくてはならなかったのが、預かり証1枚持っているだけで取引できるのですから、これは大きな発展でした。当時は、この決済方法でいろいろなものが取引されていたそうです。

神殿

日本の銀行の歴史

一方、日本でお金を預かったり貸し出したりしていたとはっきりしているのは、鎌倉時代です。その頃に、「土倉(どそう)」という寺社が運営する金融業者が現れました。これは、平安時代末期に貸金業を行っていた「借上(かしあげ)」が、お金を預かることまで業務拡大して発展したものです。

モノを担保にお金を貸し出すという質屋に近い業務を主に行っていましたが、お金を預かって利息を払うという業務もしていたという意味で、日本で最初の銀行と言ってもよいでしょう。

室町時代になると、土倉は巨万の富を得るようになり、幕府は税金をかけるようになります。それでも成長し続ける土倉に対して、高利でお金を借りていた人々は良く思わず、たびたび一揆で襲撃していたそうです。

お寺

昔の銀行は特権階級が行うものだった

古代ギリシャでは神殿、日本では寺社というように、銀行の始まりは当時の特権階級が行うものでした。やはり多額の資産があるからこそ、貸し出しができたのであり、人々も安心して資産を預けることができたのでしょう。

当初は宗教的な理由もあったでしょうが、その後は「安心して預けられる金融機関」という感覚になっていったことでしょう。

今ある近代的な銀行は、1694年に設立されたイングランド銀行が始まりです。このような銀行が日本でも誕生するのは、明治維新後に政府が第一国立銀行を作った1873年になってからのことです。

大きなお札