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確定拠出年金とは

確定拠出年金とは

確定拠出年金とは、年々減り続けている年金問題に呼応するかのように作られた確定拠出年金制度で、毎月決まった額を積み立て行く事で、その資金を自分で運用しながら老後の備えを行う公的制度の事を指しています。

この制度が作られた背景には、年金制度の仕組みそのものが、現代の世情と合わなくなり現実問題として破たん寸前にある事がその原因なのです。そもそも年金制度は、働く世代が多いという事を前提としているもので、年金を集めプールする事で資金を調達し、この年金を働けなくなった高齢者に分け与えるよう言う制度です。

つまり労働者が多ければ多いほど年金資金は集まりやすく、また同時に高齢者が少なければ少ないほど、支出が抑えられますので働ける世代の若者の比率が多ければ、何も問題は起こりませんでした。最盛期ではその比率が5:1ほどで若者が多かったのですが、現在はその比率が1.2:1程に推移しており、働く者の負担が大きくなりすぎた為に、老齢年金の額が下げられていきました。

つまり将来は、更にこの年金額の減少が厳しくなる事で、この確定拠出年金制度が始まったのです。

家守る

日本のベビーブーム

高度成長期において、戦後から2年後に起こる第1次ベビーブームの影響によって、日本の人口は爆発的な伸び率を示し、これらの世代が大人になる事で、日本の労働力は養われていったのです。

そして第1次ベビーブーム世代は、引き続き高度成長時代を支え続け、この世代の成熟期にあたる昭和46年からは、第2次ベビーブームが始まり、若者の人口が増え続ける事で日本は戦後復興から完全に立ち直り、世界のGNPでもトップクラスの経済力を持ったのです。

戦後の人口のピークは、最初のベビーブームが成人になった頃で、その後の第2世代が成人を迎える前には、日本の人口は最大となり日本経済は絶頂期を迎える事になります。

しかし、この第2世代が成人を迎える頃には、この絶頂期は終焉を迎える事になり、長い低迷期に入る事のなるわけです。その大きな理由はバブル経済の崩壊によるものが最大の理由でした。バブル崩壊後の日本は壊滅的になり、その後の20年間は空白の20年とも言われたものです。

実際には、この低迷期は20年以上にもわたり日本経済を苦しめましたが、それはアメリカのリーマンショックによる影響が、日本経済にも波及していたからです。

若夫婦と赤ちゃん

人口の壊滅的減少

日本の人口が第1次ベビーブームによる作用で、さらに人口を伸ばして来た事は既存の事実で、その背景には豊かな経済力がありました。働けば働くほどに、家庭は豊かになって行きましたので、一家の大黒柱であった父親は仕事に没頭し、妻は家庭と子供たちを守るといった役割が徹底されていたのです。

最初に戦後の経済を支えていた世代は、老後を迎えていきますが経済が活発な時代でしたので、その老齢年金もかなりの額が支給されていました。しかし、人口がピークとなった第2次世代は、豊かな経済の恩恵を受けられないばかりか、経済の低迷によって世情も不安定となります。

子供が減少して来たのは、決して経済の不安だけではありませんでした。昭和のウーマンリブの影響で、女性は社会へと進出すると共に、女が家庭に収まるという風潮も薄れていったのです。

また、核家族化によって家族構成も変わって行き、子だくさんよりも少子化によって、子供たちに更なる教育や環境を与える事に、熱中して行ったという事も挙げられるでしょう。

赤ちゃん

確定拠出年金で老後も安心

日本経済は長い間のデフレ状態にあり、少子化多老化の縮図がはっきりと表れるようになってきました。このままの状態では、さらに今後起きると思われる第2次ベビーブーム世代の高齢化が始まるのは確実で、20年後にはさらに高齢者の比率は増えていくのです。

確定拠出年金制度は、厚生年金や国民年金の公的年金とは違い、私的年金という事になります。つまり、ご自分で貯金の様に積み立てていく方法で、個人で行う個人型年金と会社で行う企業型年金の2つに分けられますが、これらを積み立てていく事によって、会社では退職後の退職金と共に額に応じた年金給付が行われ、個人積み立てでも同様に給付金が支払われことになります。

貯金と大きく違っているのは、確定拠出年金制度では集めた資金を運用して行くという側面を持っています。貯金は元本が減る事はありませんが、デフレ時代の現在においては大きく増える事はありません。かたや確定拠出年金は、運用方法によって大きく増やす事も可能ですので、預けた会社が適切な運用を行っている限り、その安定性があるという事です。

確定拠出年金とは公的年金ではなく、私的年金というはっきりとした違いがある為に、個人で積み立てていく方も多くなってきています。現在日本は、低迷した経済が上向き状態にあるとされていますので、将来性は期待できるものとされています。

杖と椅子