!シェアご協力下さい!

小切手が減少した理由

小切手は手間がかかる

小切手というのは、現金と同等の価値を持っている証券ですが、使用するための手続きが少々面倒です。小切手を使用するためには、当座預金口座を開設し、入金した金額を上限として使用することができます。

そして小切手を受け取った側は、期限までに現金に換えないといけないので、直接現金で受け取るよりも二度手間が発生してしまいます。

クレジットカード等、電子決済が普及した今となっては、あまり便利さを感じない小切手ですが、日本での流通量は年々下降していて、20数年前と比べると半分以下にもなっていますが、バブル期には広く使われましたし、今でも海外では一部地域で頻繁に使われています。

小切手

小切手が盛んに使われたバブル景気

1980年代後半、日本の経済がバブル景気だった頃は、小切手での支払いも盛んに行われました。小切手で支払いが出来るというのが、一種のステータスだったということもありますが、なにより「大量の現金を持ち歩かなくても良い」ということが最も大きな理由でしょう。

バブル景気の頃は、受け取る金額も支払う金額も、今とは比べ物にならないほど高額でした。防犯上、現金を持ち歩かないために小切手が流通したと考えられます。

重なる万札

バブル崩壊と、電子決済の流通

しかしバブル崩壊後の日本では、大金を使う機会も極端に減り、小切手が使われることも少なくなりました。

また同時期に、クレジットカードや、小切手に取って代わるデビットカードなど、電子決済のシステムが広く普及したことも、小切手衰退の大きな要因となりました。

携帯でキャッシング

海外では小切手での支払いも珍しくない

日本では流通量が激減している小切手ですが、じつは海外では現在もよく使われている地域があります。日本と違い、まだまだクレジットカードでの決済が出来ない地域も多く、治安も日本より悪かったりします。

そのような場所で大量の現金を持ち歩くのは危険、でもクレジットカードは使えない、といった理由から、小切手での支払いが選ばれるのです。

ドル

ペーパーレスが進む時代

電子化の影響で衰退していっているのは、小切手に限ったことではありません。今は本や雑誌もインターネットで読める時代。紙そのものが、徐々に生活の中で少なくなってきている状況は、当然の流れでもあります。

これから先、小切手という言葉は聞いたことがあっても、実際に見たことがないという人も多くなっていくことでしょう。便利になっていくのは良いことですが、ひとつの歴史あるモノが衰退していくというのは、どことなく寂しさも感じますね。

円をばらまく