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個人向け国債で投資は可能か

個人向け国債を増やそうとするわけ

日本が借金と同等である、赤字国債を淡々と発行しているのには訳があります。長期運用の国債の保有数は1000兆円を超えていますが、このうち日本銀行が4割近くを保有し、民間の金融機関が半数近くを占めている事になります。

日本のいびつな債券保有構造が明らかなる数値ですが、明らかに偏重しているこの割合は、あるきっかけによって一気に売られ暴落を引き起こすという、危険性に晒されている事に等しいわけです。

その為、2003年から大々的に、TVコマーシャルでの宣伝活動となった訳ですが、大物ミュージシャンや人気俳優を手掛けた割には、さっぱりと言った結果に終わり、その原因は誰しもおわかりのように、金利の低さにありました。

人気の芸能人につられて購入する者はほとんどおらず、まさに国民を馬鹿にしたようなCM手法は、お役人ならではの思考といったところでしょう。さらには、婚活ブームにあやかって、国債を持てる男子は女性にモテるなどの、意味不明なキャッチの広告を出し、ゆるキャラブームにあやかり、コクサイ先生まで出現する始末に失笑が出てしまいます。

ポイント

国債の価格がバブル

日本の個人投資家には、ほとんど見向きもされていない国の債権ですが、実は海外からの投資は増え続けており、現在その保有比率は10%を越えていると言われています。そのうち長期国債を見ても5.5%と、やはり海外では安定度のある債権と見られているのでしょう。

現在債券市場では、日本の国債の金利は相変わらずかなりの低い水準で推移していますが、金利が低いという事は国債の価値がかなり高いという事を如実に示しており、現在この債権がバブルである状態ではないかとの指摘もあります。

日本銀行が買い支えている間は、この状態が続く事になりますが、同時にXデーも近づいているとの懸念も捨てきれません。海外から資金が流れて来るのは、きちんと根拠があるようです。つまり海外の投資家達も、国債の暴落を予見しており、円安が進み次第に国債を売りさばこうと考えている為に、海外の投資家達が国債を買い進んでいるとも言われています。

ただし、日本の場合はギリシャ危機のように、海外から融資を受けているわけではありませんので、同じ様な事が起こるとは限らないのです。

手数料

マイナス金利は問題無し

経済ニュースや新聞報道などで、度々話題に上っているマイナス金利問題ですが、一般国民にとって融資を受ける方には恩恵があり、資産を増やすのには困るという部分があります。しかし、資産を増やす部分については、ほかの投資方法がいくらでもある為に、運用の手段を考え直すだけで済みますので、マイナス金利は庶民にはあまり弊害がありません。

しかも、実際にマイナス金利になっているのは銀行の準備預金だけで、一般の預金がマイナスの金利になることはあり得ないわけです。ただし、預貯金の場合は、日本銀行に依存していますので、もしも国債の暴落などが起こった場合には、預貯金の一時引き出し規制などの措置が取られる可能性は否定できません。

つまり、日本銀行が破産した場合、国内の一般銀行も破産する恐れがありますので、どの銀行に預金していてもあまり変わらないという事にもなります。これに対抗する唯一の手段は、資産を外貨で持つか有事には強い貴金属に交換して持っておく、などの方法がありますが、為替の動向を見守っていれば買い時もわかるでしょう。

笑うおじさん

大規模な暴落は無し

実際に国債が、暴落の危機を迎える事は確実視されていますが、大暴落によって国内の銀行までもがつぶれてしまうという事はあり得ません。大暴落は買い手がつかなくなるという事ですので、ある程度の暴落が起きても投資による買いが入るからです。じつは財務省も、内部では暴落時の対応を考えているとされており、金融庁自身が国債の時価評価を凍結する事が挙げられます。

これは国内の銀行の評価損が膨らまないようする手段の一つで、議会の判断を仰ぐ必要なく大臣判断でも行使が可能となっているものです。もう一つは、日本銀行自体が債券マーケットにおいて、長期国債の購入を大幅に増やす事で、爆買いの推奨とも言えます。

当然あからさまな赤字を補てんを日銀が行い、補てん目的で国債を買えば、ますます長期金利の上昇を招くことは確実ですが、危機回避としては致し方のないところでしょう。国内の金融機関も、日本銀行との蜜月関係にある為に、保有負担が大きくともこれを、おいそれと手放せないのも事実なのです。言わば運命共同体のような関係にある為に、大きな暴落が起きない理由となっています。

国債の投資は、一般の個人投資家では行うことは出来ません。しかし、個人向けの国債は金利が非常に低く、銀行の定期預金のように簡単に解約できないという事もありますが、金利が1%台になれば買い目が出てくることは確かです。

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