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お金の歴史

物々交換の時代

まだお金がなかった時代でも、取引はされていました。生活に必要な食べ物や服などを、全て自給自足するのは難しいですよね。そこで、余っている作物なんかを持って、欲しい人を探して、逆に自分が足りないものと物々交換していたんですね。

重いものを持って出かけ、交換し、また重いものを持って帰る。大変ですが、この頃はまだこうする以外に必要なものを手に入れる方法はありませんでした。

物々交換には、先ほどの述べたような肉体的なしんどさ以外にも、大変な点がたくさんありました。例えば、好きな量だけ簡単に分けることができるお米などは、必要な量だけ運べば良いので物々交換もしやすそうですが、とはいえいつでも必ず「お米が必要な人」が見つかるわけではないですよね。

また、肉や魚のような生ものに関しては、すぐに腐ってしまいます。物々交換には、タイミングよくお互いの需要を一致させなければならないという、難しさがありました。

野菜

お金の登場

そこで貨幣、すなわちお金が登場することになりました。お金を持っていれば、自分が交換できるものを持っていなくても、代わりにお金を差し出すことで、欲しいものを手に入れることができます。

逆に、余った作物を売りたい時は、自分が欲しいものを持っていない相手とも、お金をもらうことで取引を成立させることができるようになりました。

このようにお金は、「何とでも交換できるツール」として利用され、貨幣経済が世界中に広がっていくこととなったのです。

金塊

貨幣経済が浸透したのは最近のこと

しかし、これが当たり前になったのはつい最近のことです。お金は腐ってしまうことがない、金・銀・銅といった金属で作られることが多いのですが、貨幣経済が広がり始めた当時、それらの金属は非常に貴重なものでした。

十分な量の貨幣を作ることができないので当然、国中の人たち全員がお金を使っているわけではありません。実際、江戸時代に使われていた金貨なども、一部の都会だけでしか使われておらず、農村では当たり前のように、物々交換が行われていました。

また、貨幣が浸透しきった状態でも、時としてお金による取引が成り立ちにくくなることもあります。ご存知の通り、貨幣自体にはほぼ値打ちはなく、今使われている1万円札の材料費は約25円程度です。

これは「このお札は(実質25円程度だけれども)1万円として使おう」と信用しているから、1万円として使えるわけですね。なので、お金を作っている国の信用が落ちてしまうと、とたんにお金の値打ちもなくなってしまいます。

実際に、国が安定していない時にはお金の価値が下がって、物々交換が盛んになります。太平洋戦争前後には、お金が信用されていない時期がありました。

今となっては、当たり前のように使っているお金。繰り返しとなりますが、それが当たり前になったのは、本当にごくごく最近の出来事なのです。

okanenonaritachi